俳句音楽の演奏レポート(奥山方広寺 観月の夕べ)

イベント

2018年10月6日に浜松市北区の奥山方広寺にて「観月の夕べ」が開催されました。当日は雨まじりの曇り空でしたが、句会では月にちなんだ俳句の数々を鑑賞し、月へ想いを馳せるひとときとなりました。

奥山方広寺は、2017年NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」にゆかりがある臨済宗方広寺派の大本山です。広い境内では深い緑と自然の地形が楽しめ、参道に点在する五百羅漢や朱色が鮮やかな亀背橋、重厚な三重塔など見どころが沢山あります。

句会の後は、広々とした本堂に多くのお客様をお迎えして俳句音楽の演奏を行いました。ときおり夜風が吹き込み、とても風雅な舞台となりました。

月のイベントにふさわしく、三原ミユキさんが歌い上げる「荒城の月」で開幕。
三原さんの伸びやかな歌声が、広い本堂にこだまします。

いくつか歌の演奏があった後は、俳句音楽です。
観月会の句会で選ばれた特選句11句を中村ヨシミツさんのギターと、三原ミユキさんの歌で演奏しました。ステージの後、ご自身の句が歌になってとても嬉しかったと俳人の方から感想をいただきました。

俳人の西村和子先生をゲストにお迎えし、先生の朗読とギターの豪華なセッションもありました。
中村ヨシミツさんが即興で紡ぐギターの奥深い音色は、朗読の言葉と響き合いながら心地よい緊張感を生み出していました。

西村先生の俳句音楽CD「TAMASHIZUME – 我が心音」のメンバーがステージ上に揃いました。
CD収録の楽曲も多数演奏いたしました。

後半には尺八の吉岡龍見さんとのセッションで、盛り上がりました。アンコールでは、三原ミユキさんが圧倒的な歌唱力でアメージング・グレースを歌い、ステージを華やかに締めくくりました。

奥山方広寺の魅力や、俳人の方々のバイタリティや知的好奇心、俳句の言葉と音楽の組み合わせの面白さなど、様々なエネルギーに満ちた素敵なイベントでした。句会から参加された参加者の方々は、長丁場でお疲れ様でした。また、たくさんの方に俳句音楽CDをお求めいただき、誠にありがとうございました。

句会やイベントなど、俳句音楽は今後も出張してまいります。ご興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(清水)

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